私の好きな服作り

今回のお題は、

『久留米絣を使ったワンピースを作ってください。
　2種類お願いします。
　ファッションショーに出します。』

驚きました♪
大喜びでお受けしました。

そして、出来上がったのが。。


こちらの2着です。

左側から、
紺無地と、変わり格子模様。
シンプルで、すっきりしたラインのワンピース。
ワンピースに仕立てると、洋風の変形チェックのようにも見えますね。

右側は、紺・白・赤のトリコロールに近い色合わせ。
ネルシャツで見かけるような雰囲気の柄でした。
そこに白無地の生地を合わせました。
ロールカラーにしました。
えりの中央には、身頃の生地と同じ生地を、斜め使いで入れました。

実はこちらの生地、手織りの生地なので、生地幅は36ｃｍ程度しかありません。
身頃の中心部分でつなぎ合わせています。
柄合わせもしたので、分かりにくいと思います。
我ながら、大成功♪

ロールカラーのえり部分、こちらはラインがきれいに出るように
バイアス（斜め）にとらなくてはいけないのですが、
生地幅が足りないので、つなぎ合わせなくてはいけません。
白だけでつなぐと、つぎはぎ感が強く出るので、
苦肉の策で、別生地をつなぎでいれました。
ポイント使いになって、いい具合ですよね♪
ピンチをチャンスに変えました♪

別の角度からみると。









今回、久留米絣に初めてふれました。
糸は粗く、生地厚は厚めの方なのですが、
柔らかく、心があったかくなる感じがしました。
「あたたかい」よりも、「あったかい」という感じです。
「ほっこり」にも近いかな。
伸縮性があるというほどではないけれど、
なんだか、くたーっとして、体の柔らかなラインに添う感じ。
でも、ハリが適度にあり、肉感をひろいにくいので、着やすいと思います。

人が手をかけて生み出す織りもの。
画像だけでは伝わりにくいものなのだな。と、今回 触れて初めて思いました。

この久留米絣の良さをたくさんの方に知ってもらう為に、
ファッションショーも毎年開催されているようです。



久留米絣みらい研究室Coppolartの代表者さまから、直々にご依頼いただきました。
久留米絣、がんばってます！
沖縄もがんばるぞ！